医療ツーリズムとは?
医療ツーリズムとは?
医療ツーリズムとは海外に医療サービスを受けることを目的あるいは旅行を兼ねて医療サービスを受けることをいいます。
アジアの国々で盛んにおこなわれています。
医療ツーリズムの目的
様々な理由がありますが、大きく分けて以下の様に分かれる事が多いです。
1自国で診療するよりも安い
医療に関して価格を意識することは少ないかもしれません。日本では国民皆保険制度があるため医療費は3割負担であり、世界的にみてもかなり安価に医療サービスを受けることができます。
しかし世界に目を向けてみると、物価や医療制度の違いによって医療の値段は大きく異なるため、他国に出向いて医療を受ける方が医療費が安いことがあります。
2自国でない医療を受ける
それぞれの国で認可されていない薬剤や治療法が異なるため、こうした治療を希望するため医療ツーリズムを希望される方はとても多いです。
特に先端医療は国によって施設や水準が大きく異なるため、医療ツーリズムを利用する傾向にあります。
3時間の短縮
自国で医療を受けることが可能な場合でも、待機時間が長いことがあります。
日本では医療施設や医師数が多いため待機時間は非常に短いです。世界では希望したい医療機関の予約を取得し、受診するまでに数か月を要する国々も多くあります。
4安全性
医療は自分の体に関する事です。たとえ費用がかかっても安全性を重視したいと考えるのは普通のことです。
自国の医療に不振がある場合に海外で信頼できる医療を受けることは当然の権利と言えます。
医療ツーリズムが盛んな国々
タイやインド、そして韓国などは医療ツーリズムが盛んな国々として知られています。
検診や美容形成など様々な理由で医療ツーリズムが行われており、国もこれをサポートしています。
日本はどうか?
日本は海外からの医療ツーリズムを受け入れる事には消極的です。
先ほどあげたアジアの国々には、数十万人~数百万人の来国者がいるのに対して、日本は数千人程度です。
これは日本の医療機関が日本人に対しての医療体制を維持するために海外からの医療ツーリズムを制限していることも原因と思われます。
しかし日本の高水準で安全な医療を受けたいと希望する世界の人々は多くいます。
現在では海外旅行は身近なものとなり、コロナウイルスの影響を除けば、訪日旅行者は増加の一途をたどっています。
観光業だけ受け入れ、医療機関は拒否するのは不義理な様に思います。
Longevity Japanはこの海外の方々のニーズを見たいしたいと思い、思いを同じにする医療機関との連携をはかっています。